栗林公園といえば松の木というイメージが強いですが、実は北庭と南庭、合わせて150本の梅の木が植えられています。
毎年1月下旬から3月上旬にかけて紅梅や白梅などが美しい花をつけ、人々の目を楽しませています。
そして、この梅の見頃に合わせ、毎年「梅まつり」が開催されています。
今回は、栗林公園の梅と、梅まつりについて詳しく解説していきます。
瀬戸内にいち早く春の訪れを告げる梅の花を見に、栗林公園を訪れようとお考えの方はぜひ参考にしてください。
栗林公園の梅は北庭と南庭
栗林公園の梅林は、北梅林と南梅林に分かれています。
さらに、商工奨励館と讃岐民芸館の間にも、ひっそりとロウバイが咲いています。
栗林公園の一般的な順路は南湖周遊コースなので、多くの方が目にするのは皐月亭付近に咲き誇る南梅林です。
箱松、屏風松を楽しんで皐月亭や梅林橋へと向かう曲がり角を曲がらずまっすぐ進んだところにあります。
一方、北湖周辺は四季折々の花や木が植えられた自然豊かな庭園。
紅梅や白梅など、美しい色の梅が冬の栗林公園に色をつけ、華やかな雰囲気を演出します。
木々に囲まれた空間を華やかに彩る南梅林
南梅林は南庭回遊コースの順路、箱末・屏風松を抜け、皐月亭や梅林橋へと進む曲がり角を曲がらずまっすぐ行った左側にあります。
南梅林の南端は曲がり角に面しているため、この季節は梅の木を目当てに訪れていない観光客の方々も、梅の花の美しさに誘われてそのまままっすぐ進んで行かれる方も少なくありません。
順路をそのまま進んでいくと、南梅林の奥、かつて江戸時代に平賀源内が管理していたとされる薬草庭園の跡地「百花園」でも楽しむことができます。
また、皐月亭でひと休みしたり、梅林橋付近で鯉の餌やりをしたり、足を止めやすい場所にもなっているため、梅の木だけでなく栗林公園のさまざまな魅力を楽しめます。
豊かな自然の中で逆さ梅林を楽しめる北梅林
北梅林は、北庭回遊コースの順路となっているほか、北門から入り、東門へと向かう道中でもあります。
そのため、人気の南庭回遊コースからは外れてはいますが、多くの方の目につきやすい場所となっています。
南梅林に比べて北梅林の方がスペースも広く、梅の木々をゆったりと堪能できます。
梅まつりの開催期間中は観茶会を開催している年もあり、梅の木を見ながらゆっくりと時を過ごせます。
栗林公園の梅林の見頃
栗林公園の梅は、紅梅と白梅があり、見頃を迎えると紅白の濃淡さまざまな紅白の梅が咲乱れます。
梅の開花は1月下旬からですが、白梅の開花の方がやや遅いため、紅梅と白梅が両方咲いている風景を楽しみたい場合は2月中旬以降に訪れるのがおすすめです。
2月下旬に梅まつりを開催
栗林公園の梅が見頃を迎える2月下旬に毎年梅まつりが開催されています。
開催中は北梅林、南梅林を中心に、各所で催しも行われます。
また、園内の各施設でもイベントや特別メニューを用意しておもてなしをしているので、合わせてチェックしてください。
梅まつりの開催時期や内容は、公式ホームページのお知らせにて告知されます。
また、花だよりにて、梅の開花状況も随時更新されています。
気温などによって開花状況は毎年前後する可能性があるので合わせてチェックしておきましょう。
梅まつりの限定グルメも堪能できる
梅まつりの開催時期は、毎年各所で梅を使ったグルメを堪能できます。
当然、使用している梅は栗林公園の梅。
栗林公園では毎年6月に梅の実が収穫されますが、国の特別名勝に指定されていることもあって、園内の収穫物を外に持ち出すことは禁止されています。
そのため、なかなか口にする機会も少ないのですが、園内の事業者には特別に分けてもらえることになっているため、この時期にそれぞれのお店で梅を使ったアレンジ料理が提供されています。
掬月亭でも催しを開催
梅まつりが行われている北梅林、南梅林は掬月亭からは遠いですが、掬月亭からも楓岸に咲く梅の花を見ることができ、少しずつ春の訪れを感じられる風情ある景色を堪能できます。
さらに、梅まつり開催期間中は特別な生菓子を用意してお客様をおもてなし。
梅まつりと合わせて栗林公園の風情を満喫したいという方はぜひ、広い園内を歩いた際の休憩場所として掬月亭にお越しください。
※入亭料が必要となります
栗林公園梅まつりのまとめ
今回は、栗林公園の梅まつりについてご紹介しました。
梅まつりは栗林公園の紅梅と白梅が両方見頃を迎える2月下旬頃に毎年開催されています。
園内で多くの梅が咲き乱れる北紅梅、南紅梅を中心に催しを開催。
その他、各施設でもさまざまな催しや、このタイミングで楽しめるグルメなどが楽しめます。
梅まつりの開催は栗林公園の公式サイトにて案内されているので、お知らページをチェックしてください。