栗林公園といえば、ミシュラングリーンガイドで二つ星に選ばれた松の他に、紅梅や桜、花しょうぶやハスなど、四季折々の彩りを見ることができます。
中でも特におすすめなのが秋の紅葉。赤や黄色に色づいた木々が一斉に庭園に広がる季節は、多くの観光客が訪れるシーズンでもあります。
見頃となる11月下旬から12月初旬にかけてはライトアップが行われ、普段は入ることのできない夜の栗林公園で、いつもとは違った魅力を発見できます。
今回は、そんな栗林公園の秋の秋の見どころや紅葉が見頃となる時期、おすすめのスポットなどを紹介していきます。
ご家族でのお出かけやデートスポットとしてもおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
紅葉の見頃は11月中旬〜12月の中旬にかけて
栗林公園の紅葉は、例年通りであれば11月上旬頃に色づき始め、中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。
気象条件によって前後するので、詳細は問い合わせるか、インスタグラムで「#栗林公園」を検索すれば、公園を訪れている方のアップした画像などでリアルタイムな状況をチェックできます。
その後、12月中旬頃には葉が落ち、冬の風景へと移ろっていきます。
そのため、紅葉を見に訪れるなら、11月下旬から12月上旬がおすすめ。
毎年この時期にはライトアップも開催されており、昼夜を問わず美しい紅葉の魅力を堪能できます。
栗林公園の紅葉のおすすめスポット
栗林公園の紅葉の見どころスポットといえば、潺湲池(せんかんち)や西湖の周辺、南湖の楓岸(ふうがん)や楓嶼(ふうしょ)付近、鴨場の西側にある大銀杏などです。
どの場所もそれぞれに違った魅力を持っていますが、一般的な観光ルートである南湖周遊コースに入っているのは楓岸と楓嶼だけ。
紅葉を楽しむなら少し散策ルートが異なってくるので注意が必要です。
鴨場西側の大銀杏
栗林公園の東門を入り、すぐに右手の方に進むと鴨場があります。
この、鴨場の西側にある大銀杏は意外と知られていない穴場スポット。
銀杏以外の紅葉スポットが東門から入って奥の方にあるため、そのまま直進してしまう方が多いようです。
ライトアップもされているスポットなので、訪れた際にはぜひ圧巻の大銀杏を見ておきましょう。
風情あふれる潺湲池の紅葉
潺湲池(せんかんち)は、栗林公園内にある池のうち、六大水局のひとつ。
水が流れていて、池というよりは小川といったイメージの方が合っているかもしれません。
東門から入り、商工奨励館を右手に見ながら北門の方へと向かうと石橋に辿り着きます。
右側に見える、水面を埋め尽くす芙蓉に思わず目がいきがちですが、その反対側、左手側が潺湲池です。
水辺に迫り出すように生い茂る木々が赤や黄色に色づき、風情あふれる風景を演出。
ライトアップの際にはその色が水面に鏡のように映し出され、幻想的な雰囲気を作り出します。
楓岸(ふうがん)楓嶼(ふうしょ)
楓岸(ふうがん)は、南湖の南側にある、楓の木が植えられた岸辺のこと。
掬月亭を横から眺められる場所であり、紅葉やライトアップの際には建物と紅葉、湖をフレームに収められるフォトジェニックなスポットとしても人気です。
楓嶼(ふうしょ)は、南湖に浮かぶ小島のひとつ。
南湖に浮かぶ小島に配された楓の木と岩が絶妙に調和しており、独特の雰囲気を創り上げます。
日暮亭付近
栗林公園の紅葉といえば、湖を囲む木々を想像しがちですが、生い茂る木々の中にひっそりと佇む日暮亭付近は、森の中のような風情を感じられるスポット。
楓や紅葉などの紅葉樹も多く植えられていて、秋が深まると色づく木々が一本道に落ち葉を降らせます。
さらに、ライトアップの際には日暮亭周辺に生える木々が光で包まれ、建物の風情とも相まって他にはない美しさを演出します。
南湖周遊コースの順路にもなっているので、栗林公園の秋を楽しめるスポットとして、ぜひチェックしておきましょう。
掬月亭から見える楓岸・楓嶼
南湖の小島や岸辺の木々はを堪能できる絶景スポットといえば、掬月亭の「掬月の間」を置いて他にはありません。
南湖に迫り出した部分からは四季折々の美しい風情を楽しむことができ、中でも秋の紅葉は楓岸(ふうがん)と楓嶼(ふうしょ)の両方を最も良い角度から見られる特等席となっています。
昼間は入亭料を支払えば誰でも入ることが可能(イベントや結婚式など、一部入亭できない場合もございます)。
ライトアップの際は、完全予約制となりますので、ホームページやInstagramなどの情報をチェックしてください。
栗林公園秋のライトアップは11月23日から12月3日
栗林公園の紅葉が見頃を迎えるタイミングで開催される秋のライトアップ。
日にちは毎年変わりますが、11月23日(木・祝)から12月3日(日)にかけて、10日前後の期間となっています。
新型コロナウィルスの感染拡大によって開催を控えていた時期もありましたが、現在は予定通り開催され、盛況ぶりを取り戻しています。
期間中、特別なイベントも開催。
詳細は10月上旬頃、うどん県旅ネットのお知らせページから発表になるのでぜひチェックしておきましょう。
和船に乗って風情を楽しもう
栗林公園の魅力的な風景を、違った角度から楽しめることで人気の和船。
楓岸(ふうがん)、楓嶼(ふうしょ)をはじめ、美しく色づく秋の栗林公園の見どころを船頭さんが説明しながらゆっくりと巡ってくれます。
時間は30分程度。「この場所を重点的に見たい」という希望を伝えれば、時間内で調整しながら巡ってくれます。
乗船は予約制で、当日予約はできません。
ただし、空いている時間であれば栗林公園東門、もしくは船着場前の2ヶ所で当日予約が可能です。
ライトアップ期間中ももちろん運行中。
ただし、こちらは完全予約制となっており、夜の運行はすでに事前予約で埋まっています。
昼間はまだ一部可能ですので、ぜひご利用ください。
また、ライトアップ当日の予約はできないのでご注意ください。
掬月亭のInstagramも要チェック
掬月亭の公式Instagramでも、季節によって変化する景色や開催されるイベントなどを公開中です。
ライトアップ関連の情報も、詳細が決まり次第お知らせしますので、気になる方はぜひフォローをお願いします。